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収容所襲撃事件の詳細が判明

20170705_OW_HELIX_200.jpg ヌンバーニ -- 最高クラスのセキュリティを誇るヘリックス・セキュリティ・インターナショナルの収容所で発生した事件から3か月経った今、新たな情報が公開された。世界で最も危険な凶悪犯罪者を収容する同施設だが、これまで事件の詳細について沈黙を保ち続けていた。しかし、先日ヌンバーニで起きた騒動を経て、収容所がタロンの襲撃を受けていたこと、そしてその目的はアカンデ・オグンディム、別名ドゥームフィストの脱獄幇助だったことが発覚した。

事件当日早朝、正体不明の航空機が施設に接近。レーダースキャンの結果、当初は無人だと思われており、さらに航空機は施設の防衛システムを素通りしていた。そのためヘリックス内にタロンの内通者がいたのではないかと推測する声もある。また、監視カメラの映像では、航空機から黒い影のようなものが施設に降り立つ様子が確認されており、ヘリックスの警備員が対応に向かうも12名以上が瞬く間に死亡。被害者の傷跡及び細胞変性を調査した結果、リーパーの名で知られる傭兵が関与したとされる事件のものと一致しており、襲撃の首謀者がタロンであることを決定づけた。

ヘリックス関係者は、オグンディム以外の脱獄者の存在やその他盗品の有無を明らかにしていないが、別の情報源によると他にも被害があった可能性は高い。



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ヘリックスは施設から脱獄を許した後、オグンディムの姿を見失っていた。しかし、先日ヌンバーニに突如として現れ、アダウェ国際空港で新たに導入されたOR15警備ロボット部隊を壊滅、「ドゥームフィスト」ガントレットを奪っていった。

世界を守る治安維持組織として近年脚光を浴びるようになったヘリックスだが、今回の事件だけでなく、同社が所持するエジプトの極秘施設が襲撃を受けたことなども踏まえ、疑問の声があがり始めている。その一方で、増え続ける脅威に対応すべく、UNはヘリックスに追加資金を提供することを決定した――オーバーウォッチの解体を受けて増加の動きがみられる治安維持の民営化に異論を唱える人々にとっては、耳が痛い話になりそうだ。